公務員試験の面接は自分をアピールする場です。しかし、喋りすぎは逆に評価を落としてしまいます。
面接においては「1分で話す」ことが、最も適切だと考えられており、その内容で書かれている本を紹介します。
▼本記事のテーマ
公務員試験の面接で話す長さの目安は「1分で話す」【本の紹介】
▼目次
1.公務員試験の面接で話す長さの目安は「1分」
2.公務員試験の面接対策になる本「1分で話す」
3.「1分で話す」の要点を解説。【公務員試験における考え方も】
▼読者へのメッセージ
面接は正解がないので、対策が難しい試験です。面接のコツは、相手が何を求めているのかを考えることと、できる準備を全てすることです。
あなたが公務員になりたい想いを、存分に伝える場面は、むしろ楽しいと思います。ただし、そう思えるためには、自分の話を相手に聞いてもらわなくてはなりません。
そこで重要なのが、「1分で話す」ことです。
それでは早速見ていきましょう.
1.公務員試験の面接で話す長さの目安は「1分」
まず初めに、基本的に公務員試験の面接対策は筆記試験終了後で問題はありません。
しかし、面接には得意不得意の意識が大きく、事前に準備することで優位に働くことは間違いありません。
私は公務員試験の面接の直前で、この記事で紹介する本と出会い、本番で意識することができましたが、普段の生活から意識していたら、よりわかりやすい説明が出来ていただろうと思います。
この本をサクッと読んで、普段の生活から意識することは、面接対策のみではなく、大学の発表や公務員になった後のプレゼンなどにも大いに役にたつものだと確信します。
面接においては、以下に示すような準備をするべきです。
・話す内容に関して、調べること
・準備した内容を、上手に話すこと
以下に詳しく説明します。
▼話す内容に関して、調べること
公務員試験の面接では、公務員として働く上で、「この人はどんな人か」「どんなことをしたい人なのか」を評価することになります。
公務員としては、自治体が実施している政策や、課題に関しての理解が求められます。そのような知識を事前に調べることは、面接対策として準備すべきことです。
面接に関して準備するべきことに関しては、別の記事で詳細を説明しています。
【面接対策】公務員試験の面接で合格するために意識すべき4つのこと【経験談】
▼準備した内容を、上手に話すこと
公務員試験の面接では、事前に調べた知識や、志望動機を上手な言葉で、上手に話すことが求められます。
上手に話すためには、面接官が何を求めているのかを理解する必要があります。
公務員試験の面接において、面接官がどんな目線で見ているのかについては別の記事で解説をしています。以下の点を意識することで、どんな言葉でどんな喋り方で話せば良いのか考えるようになります。
2.公務員試験の面接対策になる本「1分で話す」
面接において、適切な時間で話すことは重要です。
面接では1分で話すことで、たくさんのメリットがあります。
・端的でまとまった内容になる
・内容を深くは話せないので、質問をしたくなる量になる
・内容の暗記がしやすい
・話を理解されやすい(1分で伝わらない内容はいくら喋っても伝わらない)
これらの内容について書いてある本として、「1分で話せ」という本をおすすめします。
▼本の紹介
「1分で話せ」では「1分で伝える」ためのプレゼンでの話し方を中心として、「伝わる話し方」を紹介しています。
結論から話すのは基本ですが、では結論とは何なのか、といった根本的な問題から、あえて「突っ込ませる」などの応用的なテクニックまでを幅広く取り上げています。
それだけでなく、面接に応用できるものや、ビジネスの場で直面しそうなさまざまなシーンが想定されており、実践的な内容になっています。
また、1つひとつのトピックを紹介する前に「良い例」と「悪い例」が見開きで提示されており、直感的に理解しやすくなっています。
そもそもプレゼンは「人を動かす」ために行うもの。したがって、その目的を達成するために、根回しからアフターフォローまで、できることはなんでもやるべきだ――というのが、著者の主張です。
プレゼンが苦手な人はもちろん、プレゼン力に自信をもっている人も、読めば新たな気づきを得ることができる本だと考えます。人前で話す機会がある人にとって、読んでおいて損はない1冊だといえます。
3.「1分で話す」の要点を解説。【公務員試験における考え方も】
「1分で話す」の内容を要点ごとに以下の点で解説します。
・目的は「人を動かす」ことにある。「理解してもらう」ことや「きれいに話す」ことはゴールではない。
・聞き手を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながら準備を進める。準備とは、話す内容や言葉遣い、話し方などを考えていくこと。
・ロジックは1つの結論と、それを支える3つの根拠のピラミッドで作る。
以下に詳細を説明します。
▼目的は「人を動かす」ことにある。「理解してもらう」ことや「きれいに話す」ことはゴールではない。
▽面接力=「人に動いてもらう力」
人は、相手の話の80%は聞いていない。どんなに完璧な発言をしても、自分の考えが100%伝わるということはありえない。自分の話を聞いてほしいなら、まずはそのことを前提に始めなければなりません。
面接力とは、人に動いてもらう力です。自分が以下に職員として適しているかを認めさせ、採用という判断を下してもらうことに注力します。人を動かすためには、1分で話せるように話を組み立て、伝える必要があります。
▼聞き手を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながら準備を進める。準備とは、話す内容や言葉遣い、話し方などを考えていくこと。
面接においては、「何のために面接するのか」を明確に意識しなければなりません。
それを言語化すると、「誰に」「何を」「どうしてもらいたい」という構造になります。ポイントは「誰に」伝えるのかを考えることです。
具体的には、面接官の立場、何に興味があるか、この面接に何を求めているか、専門的な要素への理解度、何をどう言えばネガティブな反応をするのか、などといったことを考えます。
聞き手(面接官)を具体的にイメージできれば、その人たちの反応を想像しながら準備を進めることができます。つまり、聞き手にあわせて、話す内容、言葉遣い、話し方などを考えていくことが必要です。
▼ロジックは1つの結論と、それを支える3つの根拠のピラミッドで作る。
話には「結論」と「根拠」があります。結論は1つですが、根拠は複数あることが多い。結論を一番上に、根拠をその下に並べると、ピラミッドのような形になります。
このピラミッドがしっかり組めていれば、話が不必要に長くなったり、伝わらなくなったりすることはありません。
「これが結論です。理由はAでBでCだからです」というだけで話は伝わる。この基本の型にはめて考える癖をつけておけば、説得力のある話し方ができます。
以上になります.
ご質問等があればご気軽にどうぞ!