この記事では,「公務員試験の面接で合格するために意識すべきこと」について,解説をしています.
近年,公務員試験において,面接の重要度は上がっています.公務員を志望する受験生の多くは面接に自信がない人が多く,しっかりとした対策が必要です.
私は面接に苦手意識はないのですが,ここまでやれば他の人に負けないくらいの準備はしています.
私の体験ですが,参考にしていただいて,役に立ててもらえれば幸いです.
▼本記事のテーマ
公務員試験の面接で合格するために意識すべきこと
▼目次
1.想定できる質問は全て答えられるようにする
2.政策について直接聞きに行く
3.求めている人材を意識する
4.面接官に強烈な印象をつける
▼読者の方へのメッセージ
まず,公務員試験の筆記試験を合格した方,おめでとうございます^^ 難関の公務員試験の筆記試験を合格したあなたは非常に優秀です.
あとは,面接で自分の想いをしっかりと伝えられるために準備するだけです.最後まで頑張っていきましょう.
それでは早速見ていきましょう.
1.想定できる質問は全て答えられるようにする
第一にできる準備としては,想定できる質問に対しては全て答えられるように準備することです.
想定できる質問は,予備校においてある面接のデータやネットに書いてある,当該職種の面接で行われた質問のことです.
質問事項としては多くても2~30個程度かと思いますので,公務員試験の筆記試験を合格したあなたなら,問題ない量だと思います.
質問に対して,1つ1つ回答を準備するのですが,私は以下のようなことを意識していました.
・1分以内で喋れる量
・自分で納得できる内容
・メモに残し,録音した音声を繰り返し聞く
以下に詳細を説明します.
▼1分以内で喋れる量
想定できる質問に対しての,回答ですが1分以内で喋れる量を意識していました.自分の考えは,しっかりとしているとアピールしたい気持ちから,回答がめちゃくちゃ長くなる人がいます.
面接官の気持ちで考えてみましょう.
▽面接官は疲れている
面接官は1日に何人も,場所によっては何百人もの受験者と面接をします.自分が面接を1回受けるのも,すごく疲れるのに,面接官はその100倍疲れている可能性があります.長い回答は聞いてられないと思うのが普通です.
▽面接官は会話したい
面接官は面接によって,なるべく優秀な人材を採用したいと思っています.そのため,一方的に準備した回答を話されるよりも,会話の中でその受験生がどんな人なのかを見たいと思っています.要点をまとめた回答をして,面接官に質問させるくらいの量が理想です.
▼自分で納得できる内容
想定質問に対する回答は,自分で納得できるものを意識しましょう.
▽自分で納得できない内容は面接官も納得できない
自分で納得できない内容は面接官も納得できません.
例えば,志望動機を質問されて「志望理由は仕事が楽だからです」準備したとします.これは本心かもしれませんが,楽な仕事ならば,公務員以外で楽な仕事があれば,そっちでも良いということになります.つまり,公務員に対する志望動機ではないということです.
回答は本心かつ,自分が納得できることを意識しましょう.
▽自分が納得できる内容は説得力を生む
自分が納得できる内容については,話していて説得力を持ちます.面接において,論理がめちゃくちゃな話をする人は受からないので,論理的に正しい内容を話しましょう.
自分が納得できる回答を準備できたならば,それは論理的に正しいはずなので,その点を意識しましょう.
▼メモに残し,録音した音声を繰り返し聞く
想定質問を調べたら,全て箇条書きにして書き出します.私はiPhoneのメモに1つ1つ質問を打ち込んでいました.
そして,その質問に関して,1日1つでも回答を考えていきます.1分で話せる内容なので,書くのも楽々ですが,上記に書いたことを意識しながら書いていました.
文字数としてはだいたい200~250程度です.15分もかからないと思います.
そして,用意した回答を録音アプリで録音します.自分の声なので少し気持ち悪いですが,音声で聞くことでまとめた内容が記憶に残るのと,客観的に聞くことができるので「この部分は論理的におかしいな」「ここに関しては突っ込まれた質問がきそうだな」などがわかります.
想定できる質問の,さらに深掘りをすることで,万全な準備をしましょう.
2.政策について直接聞きに行く
公務員の面接において,希望の職種が何をしているのかを直接聞きに行けることは非常にメリットです.
なかなかめんどくさくて,やらない方も多いとは思いますが,他の受験生に大きな差をつけられると思うのでオススメです.
筆記試験が終わって開放感があると思うので,散歩がてら行ってみるのもいかがでしょうか.
伺った時には以下の事を意識していました.
・政策の内容を聞く
・政策の流れを聞く
・仕事の内容を聞く
詳細を以下に示します.
▼政策の内容を聞く
どんな政策を実施しているか聞きました.ホームページでも載っていますが,自分の興味のある部署に行き,どんな政策を行なっているのかを職員の方から直接聞きます.
タイムリーな政策を聞くことができますし,生の声を聞く事で記憶に残りやすいです.面接で詳しく聞かれる事も多いので,政策の内容の理解は必須だと思います.
▼政策の流れを聞く
政策がどのようなプロセスで行われているのかを聞いていました.内容を調べる受験生は多いと思いますが,どんな流れで政策が実行するのかまで知っている人は少ないと思います.
面接で,政策をこういうプロセスで行なっていく中で,私はこのような場面で貢献できるというPRができたら,面接官も驚いてくれるのではないでしょうか?
▼仕事の内容を聞く
政策について,職員はどんな仕事をしているのか,職員に直接聞いてみました.パンフレットには載っていない,もっと具体的な話が聞けるかもしれませんし,自分が職員として働くイメージを具体化できます.
面接では,面接官に自分が働いているイメージを印象付けることが大事なポイントでもあるので,自分自身も職員として働いているイメージを持ちましょう.
3.求めている人材を意識する
公務員の職員採用試験では,各職種で求めている人物像を示しています.
特別区を例にすると
とのことです.
面接官も,求めている人材に対して,この受験生は適している人材なのかという視点で質問します.
であれば,求めている人材だというアピールを用意しておきましょう.
特別区であれば,「大学時代のアルバイトで,バイトテロ対策として,スマホの持ち込み禁止ルールを定めて,社員に提案しました」などでしょうか.自分の経験から,求める人材に適したエピソードを準備しましょう.
4.面接官に強烈な印象をつける
印象はプラスアルファ的に意識していましたが,やはり印象が強い受験生の方が面接は強いです.
面接官に強烈に印象づけることで,あとで思い出しやすいですし,面白いやつだと印象付ければ,一緒に仕事をしたいと思ってもらえるかもしれません.私は具体的に以下の事を意識していました.
・第一声で元気に挨拶
・面接中は面接官の顔を見てよく笑う
・自分の気持ちを精一杯ぶつける
▼第一声で元気に挨拶
面接室に入ったら,大きな声で挨拶しましょう.挨拶は基本ですが働いていてできない人って意外と多いです.
複数の面接だと恥ずかしいかもしれませんが,誰よりも大きな声を出しさえすれば,一番の印象を与えられます.
あと,大きな声を出すと緊張がほぐれるのでオススメです.
▼面接中は面接官の顔を見てよく笑う
面接では受験生の人柄が見られます.自分が話す時に,下ばっかり見ていると自信がなく見られます.面接官が話してるときに,他の方を見ていると,話を聞いてないように見られます.相手の目を見て会話しましょう.
会話する時に笑顔が面接官に良い印象を与えますし,自分が話して相手が笑ってくれたら嬉しいですよね?それを面接官にもしてあげましょう.
▼自分の気持ちを精一杯ぶつける
面接はあくまで自分をアピールする場所です.不完全燃焼で自分のアピールができなくなることがないように,精一杯の気持ちを面接官にぶつけましょう.
気持ちがあるのに,面接官に伝えられないことは,面接官・受験生の違いに損です.面接官は敵ではないので,落ち着いて自分の素直な気持ちをぶつけましょう.
以上になります.
皆様の面接がうまくいく事を祈っています.
ご質問等があればご気軽にどうぞ!