公務員試験は一般的に1000~1500時間の勉強時間が必要だと言われています。
長期間の勉強は「習慣化」することが、もっとも効果的な方法だと感じています。
私は勉強を習慣化することができたことで、2ヶ月間で基本的に毎日12時間ほどは勉強をすることができました。
勉強の習慣化は割と簡単です。その方法としては「勉強を最優先のタスクにする」と決めるだけです。
会社を辞めて、切羽詰まっていた私は、勉強以外の遊びや暇つぶしの時間を排除し、12時間の勉強ができるようになりました。公務員試験に本気を出すのなら、おすすめな方法です。
実際、公務員試験受験生は受験当日を迎えるまでに、かなりの数の受験生が挫折します。その理由は「内容の難しさよりも、分量の多さなどによる継続の難しさ」です。
しかし、「勉強を習慣化」することができれば、継続する難しさは和らぎます。
今回は、習慣化について書いていきたいと思います。
※実際に私が公務員試験勉強期間で意識していた内容を書いていきます。
▼本記事のテーマ
勉強を習慣化する方法
▼目次
1.勉強を習慣化する方法
2.勉強を習慣化する上での注意点
それでは早速見ていきましょう。
1.勉強を習慣化する方法
繰り返しですが、「勉強を最優先のタスク」にするだけです。
▼朝起きる→勉強場所へ移動する→勉強する
私は毎日無意識でここまで行動できるようにしていました。5時くらいに起きて、無意識にシャワーを浴び、決まった朝ごはんを食べ、決まった服を着て、とりあえず電車に乗って、予備校までいきます。
このやり方で、2ヶ月間のほとんどは12時間ほど勉強できる習慣を作ることができました。
なお、習慣化に関しては「前後の文脈」もセットで習慣化すべきです。私の場合は「朝起きる→シャワーを浴びる→勉強する」でしたが、人によっては「朝起きる→ニュースを見る→勉強する」といった感じかもしれません。
日によって「朝起きる→仕事をする→筋トレする→勉強する」などと変化があると、習慣にするのは難しいかもしれません。毎日やればやるほど、習慣としては楽になっていきます。
▼勉強できない日は存在しない
勉強をするのに平日も休日も関係ありません。朝一番で勉強し、勉強し終えるまでは他ののことを一切辞めます。
まとめると「勉強を最優先にし、書き終えるまでは他のタスクをしない」ことです。
なお、人によっては「大学の試験勉強があるから」「アルバイトもあるから」などと思うかもしれませんが、それは私も同じでした。
しかし、勉強できる時間は勉強に集中し、他のタスクは完全に無視していました。
朝一番にSNSをチェックするなどは愚の骨頂です。
朝が弱い私にとっては、朝いかにして家を出て、予備校まで向かうかが勝負でした。SNSはかなり中毒性が強いので、触り出したらきりがありません。時間を決めて「休憩中だけ、電車の移動中、食事の前後だけ」と行った具合に制限しましょう。
いつでもSNSに触れられる環境だと、一日中気になってしまいます。通知がないのにバイブレーションを感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
「SNSで連絡が来る→新たなタスクが入る→勉強に集中できない」という流れになりますので、SNSを不要に開く癖はすぐに治しましょう。
SNSに行動をコントロールされているウチは、自分の人生を生きることはできません。
2.勉強を習慣化する上での注意点
勉強を習慣化する上では、以下の注意点があります。
・毎日勉強することを目標にしないこと【目標は毎日の確実な進歩】
・自分が勉強できない原因を徹底的に排除していく【スマホが原因ならスマホを捨てよ】
・スランプを受け入れる【どうしても勉強できない日は勉強しない宣言をしよう】
以下に詳細を説明します。
▼毎日勉強することを目標にしないこと【目標は毎日の確実な進歩】
勉強をすることは、あくまで合格の手段ですよね。
私の場合は、筆記試験は必要最低限の点数でいいので、なんとか滑り込むという意識で勉強していました。あくまで、最低限の勉強を効率よくしたいので、過去問を中心に勉強をしました。
過去問の重要性は別の記事で解説しています。なお、過去問の取得には国立国会図書館がおすすめです。
【過去問】国立国会図書館における公務員試験の過去問を入手方法【具体的な手順・費用も解説】
なお、習慣化の話で注意すべきは、「習慣にすることを目的になる」ひとがいる点です。手段の目的化はNGですし、合格のための勉強という視点が重要なことは忘れないようにしましょう。
習慣化と同様に重要なのは、モチベーションとの付き合い方だと思います。モチベーションを完全にコントロールできるようになれば、勉強し続けることもできます。独学受験者目線でモチベーションの維持方法に関しても解説しました。
【具体的方法】公務員試験を独学で合格するためのモチベーションの維持方法
▼自分が勉強できない原因を徹底的に排除していく【スマホが原因ならスマホを捨てよ】
勉強ができない理由はさまざまあると思いますが、原因があるなら改善すべきです。
合格という目標を達成するために必要な犠牲(勉強に費やす時間、予備校や参考書にかかる費用、集中を妨げるスマホなど)は改善しないと合格できないのかもしれません。
自分が何を大切にしているのか、常々考えることが重要だと考えます。私は常に「この勉強法でいいのか」「モチベを上げるにはどうすればいいのか」などを考えていました。
スマホがあるせいで合格できないなら、スマホを捨てられますか?
スマホの集中力を奪う作用については別の記事で解説しています。
【公務員】学生が勉強できない理由の約80%はスマホ【勉強に集中できない人向け】
▼スランプを受け入れる【どうしても勉強できない日は勉強しない宣言をしよう】
本記事では、勉強に関する習慣化についてドヤ顔で語ってきましたが、とはいえ勉強できない日や時期はあります。
というか、定期的にに「スランプ」に発展します。
基本的には「スランプはレベルアップ前の筋肉痛」程度に考えたらオーケーです。スランプのたびに、ここを乗り越えたら次のステップに進めると考えられたら、心が軽くなります。
どうしても勉強できない日には、「勉強しない宣言」をしていました。
詳細は別の記事で解説しています。
【公務員試験勉強ができない】どうしても勉強できない人は勉強は勉強しない宣言をしよう【勉強しない宣言】
以上になります.
ご質問等があればご気軽にどうぞ!