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【公務員試験】行政法の勉強法【法律系科目】

公務員試験における行政法は苦手にする方が多い科目です.

憲法や民法などの住民生活に直接関連する法律と違い,行政法は行政機関に関する法律です.そのため,日常的に接する機会がほとんどないため,内容を見ても「なんのこっちゃ」という感想を持つ方が多いと思います.

行政法は如何にして,自分の中に落とし込めるかが重要です.適切な対策をとることで,苦手意識を無くしていきましょう.

 

▼本記事のテーマ

行政法の勉強法

 

▼目次

1.行政法の内容

2.行政法の勉強のポイント

3.行政法の参考書と勉強法

 

▼読者さんにメッセージ

この記事では,行政法における勉強法を解説しています.

行政法は公務員試験において重要な科目ですが,苦手にする人が多い科目でもあります.私自身としても非常に苦労した科目でした.法律系科目初学者かつ理系出身の私が,意識していた勉強法になります.勉強が苦手な方にとっても参考になると思います.

勉強をする中で,行政法は如何にして自分の中に落とし込めるかが重要だと感じました.この記事を参考に勉強をして,行政法を得意科目にしてください.役に立てれば幸いです.

 

それでは早速見ていきましょう.

 

1.行政法の内容

行政法は行政に関する法律を集め,整理した体系的な学問です.

▼内容

行政法は以下の6つの分野に大別されます.

【行政と法律】行政法の基礎・法律関係・行政立法・行政計画

【行政作用法①】行政行為の種類・効力・瑕疵・発生と消滅・附款・裁量

【行政作用法②】行政法上の強制手段・行政手続法・行政指導・行政契約・行政情報の収集と管理

【行政争訟法】行政事件訴訟・行政不服申立て

【国家補償法】国家賠償・損失補償

【行政組織法】国の行政組織・地方公共団体の行政組織・公務員法・公物法

行政法は民法ほどではありませんが,憲法に比べてボリュームがあります.行政法の内容は理解しづらいものが多いため,適切な勉強を心がけましょう.

※どんな内容があるかは,勉強する上で重要ではないので気にしなくてもオーケーです.

 

▼出題数

各試験種における出題数は以下のようになっています.

国般 国税 財務 労基 裁般 特別区 地上
出題数 5 5 8 4 - 5 5
解答数 40 40 40 40 30 40 40
全出題数 80 70 76 48 40 55 40

5~8題程度の出題となっています.約40問の出題を考えると,どの職種においても重要な科目あることがわかります.行政機関で働く人材を採用する試験ですので,行政に関わる法律を課すのは当然です.今後の仕事に役に立つことができると考えて,勉強する価値は高いです.

 

▽詳しくはTACホームページ参照

https://www.tac-school.co.jp/kouza_komuin/koumuin_sk_shiken_senmon.html

 

2.行政法の勉強のポイント

行政法の難しいポイントとしては「日常生活に馴染みがない点」です。馴染みがない=イメージが付き辛いので、暗記がむずかしくなります。

しかし、構造はシンプルで、主に「権力的作用とその救済」という流れを意識しましょう。内容の全体像が把握しやすいので、一度理解できるとその後はスムーズに学習が進みます。

様々な制度とそこで使われる用語がわかりにくく、イメージが付きづらいため、「何を学んでいるのか?何が問題になっているのか?」という疑問を常に持って学習すべきです。そのため、「行政行為が行政行政庁が行う一般的な権力作用で、そのために救済の手段が手厚く制度化されている」点を特に意識しましょう。

具体的には以下の点を意識していました。

 

▼行政法の勉強のポイント

行政法においては以下のポイントを意識していました.※憲法と共通する部分が多いです

・体系の理解

・行政法専用のまとめノートを作成

以下に詳細を示します.

 

▽体系の理解

行政法は主に以下の3点に分類できます.

・【行政組織法】行政組織を規律する法を集めた分野.

▽国家行政組織法▽地方自治法

・【行政作用法】行政機関が国民に対して行う作用について規律する法を集めた分野.

▽行政代執行法▽土地収用法

・【行政救済法】行政活動に不満をもつ国民を救済するための法を集めた分野.

▽行政事件訴訟法▽行政不服審査法

行政法に関しては,行政組織に関する法→国民に対する規律→国民を救済する法という順番で学習します.

それぞれが体系的にまとめられているので,行政法全体としての体系を意識しながら勉強を行うのが効率的です.

行政法に関しては,これまで触れたことのない内容が他の科目に比べて多いです.そのため,如何に内容を自分の中に落とし込むかが重要です.

自分の感覚として,行政法の内容を理解するためには,まず体系を理解しましょう.なんのための法律か?いつ適用するのか?誰に適用するのか?などを意識的に勉強することで,感覚が養われます.

 

▽行政法専用のまとめノートを作成

民法と同じようにまとめノートを作成するのはオススメです.まとめノートとは問題を解いていく過程で間違えたもの・理解できないもの・覚えるべきものなどをまとめていくノートのことです.具体的には以下のようにまとめていました.

国家賠償の法律用件・・・

・公権力の行使であること→非権力的な活動も対象になる

・公務員の行為であること→一時的に公権力の行使を委ねられた民間人を含む

・職務上の行為であること→外形主義

・故意または過失による行為であること→通常の公務員に期待される注意義務

・違法な行為であること→不作為義務違反も対象になりうる

・損害が発生すること

まとめノートを作成することは,自分がわからないものに対して,テーマを決め・調べ・理解し・まとめるということができます.この過程は,人が学習する上で効率的なプロセスなので,記憶に残りやすい勉強法と言えます.

覚えることに加えて,これから模擬試験をやった後などに,確認のため参考書からひっぱってくる手間が省けますし,思い出しやすくなるためオススメの勉強法です.

 

行政法理解しづらい内容のため,過去問による勉強によって効率的に勉強しましょう.

過去問は10年分以上を解くことをオススメします.入手方法については別の記事で解説しています.

【過去問】【入手方法】過去問について

 

3.行政法の参考書と勉強法

具体的な勉強の流れを紹介します.

私はまる生→予備校参考書→過去問題集の流れで勉強していました.

行政法は住民として生活するうえでは,なかなか実感できない内容が主です.そのため「そもそもなんのために行政法ってあるの?」「どんな勉強をするの?」といったことを理解することから始めた方が,効率的に学習できます.

導入本を使って「行政法ってなんのこと?」「どんなことを勉強するの?」程度の疑問が解決できればオーケーです.

内容を完璧に理解しようとしなくても大丈夫です.最終的に試験当日までに問題が解けるようになればオッケーです.軽く読むことで行政法の大枠を知れればいいのでサクッと読みましょう.あくまで導入です.

まる生を読んだら,予備校問題集で過去問中心の勉強をしていきます.過去問を解いて,わからないものはテキストで調べ,ゴリゴリ書き込み.そして,まとめノートを記入していきます.もちろんスー過去でもオーケーです.

一通りの勉強が終わったら,過去問題集で理解していない部分を確認します.問題を解く→わからない問題を復習を繰り返します.ひたすら試験当日まで繰り返します.

 

▼行政法まるごと講義生中継

 

▼新スーパー過去問ゼミ 行政法

 

▼過去問題集

 

▼まとめ

・行政法は理解しにくい内容なので体系を意識した学習をする

・勉強はまる生→スー過去→過去問題集の順

・まとめノートに間違えたもの,理解できていないものを自分でまとめる

 

以上になります.

ご質問等があればご気軽にどうぞ!

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