公務員試験は非常に多くの科目を勉強しなければならず、志望する職種によって出題科目が異なることから、「何を勉強すれば良いのか、わからない。」「1つの職種で出題されている科目も勉強すべきかどうか。」などを疑問に持っている受験生に向けて、私が選択する科目を選ぶときに使用した、具体的な方法を解説します。
なお、ここで選択する科目は今後捨て科目としているものも含まれており、そもそも勉強を始める段階で使用した方法です。
具体的に何科目勉強するのか、現時点でどれくらいの勉強が進んでいるのかを知る意味で、どの科目を選択するのかは重要です。
▼本記事のテーマ
公務員試験科目選択の具体的方法
▼目次
1.公務員試験の勉強する科目は志望先が決まれば90%決定する
2.科目選択の具体的方法【志望先と科目の出題数から選択】
3.科目が決まったら、主要科目の勉強を開始【捨て科目は勉強しながら決めればオーケーです。】
▼読者へのメッセージ
公務員試験を受験すると決めても、何から勉強すれば良いのかわからない人は多いと思います。科目数自体が非常に多く、得意な科目、点数になりやすい科目、コスパが良い科目などを考えると、どう決めたら良いのかわからなくなってしまいます。
しかし、志望先についてはなんとなく決まっていると思います。実は、志望先が決まれば、必然的に勉強すべき科目は決まっています。
現時点で確実な志望先である必要はないので、勉強の始めの一歩として、気軽に考えて見てください。
それでは早速見ていきましょう.
1.公務員試験の勉強する科目は志望先が決まれば90%決定する
公務員試験の科目数は30以上であり、何も知識がない上では、何から勉強をすればよいかわからないと思います。
しかし、志望先が決まっていれば、ほとんど科目も決まってきます。理由について解説をしました。
▼出題科目は例年同じ
公務員試験の出題科目自体は毎年同じものが出題されます。
もしも、これまでの傾向と異なる問題が出題される場合、事前に大きく報じられるので、心配する必要はありません。
▼公務員試験は基本的に併願する
公務員試験受験者のほとんどは併願受験をします。併願受験をすることになると、科目数・試験種・出題数が異なるために、どの科目を選んだら良いのか、より難しくなります。
しかし、志望先には第一志望、第二志望・・・と順位があると思います。
全体の出題数を考えながら、志望度の高い職種の科目を選択するべきです。
▼はじめの段階ではざっくり決めれば良い
公務員試験は長期間の勉強が必要です。勉強しはじめはどんな科目が出題されるのかを知り、どれを勉強すれば良いのかわかればオーケーです。
勉強していく中で、科目によっては苦手な部分を感じる物もあるので、その時は捨て科目にしても良いですし、勉強が間に合わず、最終的に勉強しなくても合格できます。
あくまで、科目選択するのは最初のスタートダッシュのためです。
2.科目選択の具体的方法【志望先と科目の出題数から選択】
具体的に科目を選択する方法について、私の実際に行った方法を紹介します。
手順としては以下のように行います。
①志望先を羅列する(なんとなくなりたいものでオーケー)
②科目を羅列し、志望先と科目の表を作る
③表の中に各科目の出題数を記入
④勉強する科目、しない科目を決める
以上です。
具体的に記入した場合、以下のような表が完成します。
▽科目選択のために作成した表
試験種 | 憲法 | 民法 | 行政法 | 刑法 | 商法 |
国家一般職 | 5 | 10 | 5 | - | - |
国税専門官 | 3 | 6 | 3 | - | 2 |
特別区I類 | 5 | 10 | 5 | - | - |
地方上級全国 | 4 | 4 | 5 | 2 | - |
表を見ると、○は全く出題されないので、勉強しない。▽は1つの職種だけで出題されるが、志望度が高くないので勉強しない。□はどの職種でも出題があるので勉強する。などが視覚的に一目瞭然にわかります。
この表はあなたが科目選択をする上で、最も分かりやすい表であるとともに、今後の勉強をする上で「何を勉強するか」という指針になります。
3.科目が決まったら、主要科目の勉強を開始【捨て科目は勉強しながら決めればオーケーです。】
上記の方法で、今後に勉強をする科目は選択できたと思います。そのあとは、ひとまず主要科目の勉強の準備をしましょう。具体的には憲法・経済学・数的処理などの参考書などを準備します。
これらは基本的にどの試験種でも出題されるので、間違いないですし、最初に勉強をする科目です。
これらの科目については「5本の柱」として、中心として勉強すべきだと考えています。詳細は別の記事で説明しています。
なお、捨て科目については、最初の段階で決めるものではありません。主要科目を勉強するなかで、勉強時間が足りないことを感じたり、実際に勉強した上で苦手なものを捨て科目にしていくべきです。
捨て科目については別の記事で紹介しています。
以上になります.
ご質問等があればご気軽にどうぞ!